| 法弓の作法 |
道場奉行 「道場結界の儀 法弓 (御作法な候)」
法弓師 「承って候」。
本尊前にて護身法。
法弓を受け取り、弦を上に左脇にかかえ、右手腰に、 護摩壇を中心に時計回りに進み、大導師前に進み一礼。
[注意]
弓を左脇に抱えるも多く見ますが、古くから弓道式の持ち方もいます。
個人的には弓道式の持ち方で行っています。参照⇒平井聖天
その後護摩壇前にて一礼
法弓を弦を上に両手で下から高く持ち上げる。
| << 法弓願文 >>(御本尊に敬って申す) |

それ以(オモンミ)れば、神カ加持(ジンリキカジ)の法弓(ホウキュウ)と云曰(イッパ)、
定慧(ジョウエ)の徳(トク)を奮発(フンパツ)し、障礙(ショウゲ)の郡堂(グンドウ)を払い、
生死(ショウジ))の障魔(ショマ))を破(ハ)す。
寔(マコト)に是(コレ)、障魔退除く(ショマタイジョ)の器状(キジョウ)は、
神カ秘箭(ジンリキヒセン)に過スぎたるはなし。
それ天弦(テンゲン)と云曰(イッパ)、
正方(ショウホウ)無く、地亦(チマタ)形相(ギョウソウ)有(ユウ)に非(アラ)ず。
混沌未分(コントンミブン)なりと雖(イエド)も、大日如来の至理(シリ)、此中(コノウチ)にあり。
強柔清濁(キョウジュウセイジョク)の妙(ミョウ)備わって、
天地(テンチ)漸(シバシバ)開闢(カイビャク)の時に従って、
東西南北、四維上下(シイジョウゲ)、青黄赤白黒(ショウオウシャクビャクコク)の相(ソウ)、自然に現(ゲン)じ、
今、此の道場に、五大神龍王、降臨(コウリン)し、悪魔(アクマ)の結界(ケッカイ)をなし給(タマ)う。
維持(トキコレ) ○○年○○月○○日
大峰山護持院桜本坊直属 大嶺講 先達 ○○○○ 敬って申す。 |

弦を上に左脇にかかえ、右手腰に 時計回りに進む。
各方にて、左手で弓を構え、矢を受ける為に右手の甲を広げ後ろにまわす。
(※この際、顔の向きは各方を見、振り返らない事。)
同行の矢持ちは、矢の羽根部を法弓師の手の甲に当て渡す。
矢持ちは手渡せる位置にて、片膝を付き手渡す。
(東は羽根が青色、南は赤、西は白、北は黒、中央は黄、鬼門は黒、)
矢を上方に放つ体制(右手を腰も可)にて、各方の結界文を唱える。
ア、バ、ウンと唱え、矢を放つ。
(又は、結界の方向の面の、上(アと唱ふ)から下(バンと唱ふ)に矢を向けて、
上方(ウン)に放つ。)
※瀧谷不動尊大祭は各方各々に法弓師を配置。中央は護摩壇に片膝付き放つ。中央の法弓師が鬼門も行う。
※矢先が保護されている場合は上に放って下さい。
矢先が保護されていない場合は下に放って下さい。
落ちてきたときの危険を考慮しています。
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| 結界文(天魔・外道・四魔・三障の類を制する) |
東方に、隆三世夜叉明王の垂迹(スイジャク)と云曰(.イッパ)、
青帝(ショウタイ)大神龍王在(マシマ)す。
各々八万四千(ハチマンシセン)の眷属(ケンゾク)を教令(キョウリョウ)し
東方を持(タモ)ち給(タマ)う。
故(カルガユエ)に七里(シチリ)結界、金剛託(コンゴウタク)。ア、バン、ウン。
=矢を放つ==
南方に 軍陀利夜叉明王の垂迹と云曰、
赤帝(シャクタイ)大神龍王在す。各々八万四千の眷属を教令し、南方を持ち給う。
故(カルガユエ)に七里結界、金剛託。ア、バン、ウン。 ==矢ヤを放ハナつ==
西方に 大威徳夜叉明王の垂迹と云曰、
白帝(ビャクタイ)大神龍王在す。 各々八万四千の眷属を教令し、西方を持ち給う。
故(カルガユエ)に七里結界、金剛託。ア、バン、ウン。 ==矢ヤを放ハナつ==
北方に 金剛夜叉明王の垂迹と云曰、
黒帝(コクタイ)大神龍王在す。各々八万四千の眷属を教令し、北方を持ち給う。
故(カルガユエ)に七里結界、金剛託。ア、バン、ウン。 ==矢ヤを放ハナつ==
中央に 大日大聖不動明王の垂迹と云曰、
黄帝(オウタイ)大神龍王在す。各々八万四千の眷属を教令し、北方を持ち給う。
故(カルガユエ)に七里結界、金剛託。ア、バン、ウン。 ==矢ヤを放ハナつ==
夫れ鬼門と云曰、天地(テンチ)の障面(ショウメン)にあり。
艮(ウシトラ)、強弱(キョウジャク)有情(ウジョウ)品物(ホンモツ)有って、
差遺危傷(サケンキショウ)の寸間(スンカン)にあたる。
伏せがずんば、有るべからず、正に今 勤行(ゴンギョ)秘術(ヒジュ)の功力(クリキ)によって、隠境(オンキョウ)に結界す。
オンキリキリバサラウンバッタ。(三度繰返す)
==矢ヤを放ハナつ== |
▼法弓師注意点
下図は瀧谷大祭(法弓師5人)で行われている矢を放つ位置方向の基本です(但し南方は西 側に)が、法弓師・矢持で行う場合、更に下方の図が現在では多く見られます。 |
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[注意]
古くは、道場四隅「東南西北の明王の御幣」に向かって、
「東南西北方向の結界」の矢矢を放つていましたが、願文と齟齬が有り、
現在では行われていません。
護摩道場の東南西北は上図(下図)であり、
願文どおりに、各方の「先頭」(四隅)に各五大明王(幣)がおられ、
それに従う八万四千の眷属が各方の結界を保つと願文にあります。
御本尊を真北とし、護摩壇を中心に時計回りに東、南、西、北に矢を放tちます。
また、大導師・僧侶の前は、少しズラして矢を放ちます。
最近では、四方統一で下図の様な位置で矢を放ちます。
又、放つ際には、ア、バン、ウン と発し矢を放ちますが、
その際、アを上、下にバン、そして上にウン、と矢を放つ方もいますが、
現在では、矢を上に向けたままで、ア、バン、ウンと発し矢を放つ方が多い。
アは胎蔵界で、バンは金剛界、ウンは降三世明王であり、
上下は関係するものではありません。
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[参考]法弓PDF
時計回りに進み護摩壇前にて御本尊に一礼
大導師に一礼 |
法弓修行 |
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| ※音が小さい場合は、音量調整(画面左下方)、又イヤホンをご使用ください。 |
[参考]瀧谷大祭での法弓の説明・・・もう一つの弓矢の持ち方
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| [参考]瀧谷不動尊春季大祭・法弓師の注意点。 |
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| 2017.年2月3日平井聖天・節分会・・・東京江戸川区の燈明寺にての法弓の作法。 |
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※礼⇒承って候⇒護身法⇒法弓・矢授受⇒僧侶に礼⇒大導師に礼⇒願文⇒東⇒南⇒西⇒北⇒中央⇒鬼門⇒僧侶に礼⇒大導師に礼⇒法弓返還⇒護身法(法弓師・矢持共)⇒元の位置⇒礼
※願文は、最初の「○〇願文」及び最後の「時之・・・」を言わない事に致しました。 |