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【僧侶とは】 出家(得度)してみずから修行するとともに仏の道を教え広める者の集団。 また、その個人。桑門。僧徒。 【類語】 僧・坊主・坊さん・御坊・お寺様・僧家・沙門・法師・出家・ 比丘・僧徒・桑門・和尚・住職・住持・方丈・入道・雲水・旅僧 【狭義では】 仏教の僧を意味するが, しばしばキリスト教における聖職者の意味でも用いられてきた。 また,イスラムにおける宗教指導者(ウラマー)や 神秘主義者(スーフィー)を〈イスラム僧〉などとよぶ場合もみられるが, イスラムにおいては,原理的に神と人間の間の媒介を行うことを 職とする人間の存在や俗人と聖職者といった区別を 認めていないので,これを僧(僧侶)とか聖職者とよぶことは適当ではない。 このように,宗教的儀式をつかさどりその指導を行う者の存在は 宗教のあり方と大きくかかわっている。 【僧侶とは】 サンスクリットのシュラマナśramaṇaの音訳で, 古代インドにおいて家庭を捨てて出家し,衣を着て旅を しながら修行する行者をさした。 【僧侶とは】 サンスクリットのサンガsaṃghaに対する音写語で, 僧伽(そうぎや)とも書き,衆,和合衆と訳す。 サンガは元来,集団,共同体の意味で,修行者の集り, 教団を指すが,中国では転じて個々の修行者を 僧とよぶにいたった(その複数形をあらわす僧侶もまた, 日本では個人を指す語に転化した)。 【インド】 教団の構成員は出家修行者たる比丘(びく),比丘尼(びくに)と 在家信者たる優婆塞(うばそく),優婆夷(うばい)の4種で, 合わせて四衆とよぶ。 【仏教】 高麗の太祖王建は崇仏の念あつく,護国鎮護の法として仏教を保護し, 多くの寺院を建立し,無遮大会や八関会(はちかんえ), 燃灯会などを行ったため,仏教は社会全体に深く浸透した。 寺院は広大な寺田をもち,多数の僧侶をかかえていたが, 高麗末期には辛旽(しんとん)のように 国政を壟断(ろうだん)する僧も現れた。 高麗仏教で最も有名なのは文宗の第4子である義天(大覚国師)である。 ※「僧侶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 |