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吉野の金峯山寺蔵王堂の正面から見て左の方7mくらいに階段(下り)があります。 それを下るると脳天さんに行けます。 往復で1時間くらいはかかります。 寺伝には、脳天大神様は金峯山寺初代管長 故 五條覚澄大僧正が霊威感得されました頭脳の守護神であります。 覚澄大僧正はお瀧のある修行の場所を探し求められる中、現在、大神様が鎮座されている谷がその最適の場所であると考えられ、その後、行場の開発に取り組まれることとなりますが、その最中頭を割られた蛇に遭遇され、それを哀れに思われて丁寧に経文を唱えられ葬られました。 その後、その蛇が何度も夢枕に立たれお礼を言われます。 最期には「頭の守護神として祀られたし」と云う霊言を覚澄大僧正は聞かれます。 また、それと同時期に蔵王権現様から「諸法神事妙行得菩薩(しょほうしんじみょうぎょうとくぼだい)」と云う御霊言も授かられます。 実際に形として現れてこられたのは頭を割られた蛇でありますが、蔵王堂(ざおうどう)のご本尊蔵王権現様が姿を変えて出現されたのであります。 その後、昭和二十六年に現在の場所にお祀りされたのであります。 |
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