大峰山ようお参り 射矢止神社
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所在地:和歌山県和歌山市六十谷字矢垣内381
主祭神:品陀別命 息長帯姫命 天香山命 一言主命 宇賀魂命
社格等:旧村社
創建:不明
本殿の様式:三間社流造銅板葺
例祭:10月14日

射矢止神社(いやとじんじゃ)は、
和歌山県和歌山市六十谷(むそた)に鎮座する神社。
六十谷と紀ノ川南岸有本地区の字新出、
字船所の産土神。本殿背後に楠の巨木がある。旧村社。

社伝によれば、神代の昔に五十猛命とともに天香山命と
一言主命が紀伊国に天降り、名草山において「伊野止社」と称して
崇められていたが、三韓征伐を終えて凱旋した神功皇后(息長帯姫命)が
雄の湊(現和歌山市雄湊地区)に寄航した際に、
日の御神が一言主命に命じて矢を射させ、
その矢がこの地に落ち止まったために、
皇后がその矢を拾って「射矢止八幡宮」を創祀、
国家鎮護の神として崇めるようになったという。
またかつては鳥居の傍らに「桜の井」という湧泉があり、
大峰山を開山した役小角が当神社を信仰して顕密の法を修練したところであったという
当神社境内や周辺畑地に弥生時代の遺跡があり、
石鏃や土器が出土しているので、
鎮座地六十谷が古くから開けた地であったことは分かるが、
当神社との関係は不明。
『紀伊国神名帳』名草郡地祇30社中の「従五位下 伊野土神」と見られ、
近世には「伊也土神社」と呼ばれたほか、「いや大明神」、「
射矢八幡」、「射矢止八幡宮」などとも称された。
明治6年(1873年)4月に村社に列し、戦時中は「玉よけ(弾丸避け)」の
霊験ありとの信仰を集めた。
※顕密の法・・・顕教と密教のこと。聖道門の教えを指す。顕密(けんみつ)は、顕教と密教を併せたもの。本来は仏教の教相判釈における二分法であるため、仏教そのものを指すことになる。ただ顕密仏教、顕密体制という場合、体制側、国家側の官僧の系譜を引くものを指し、いわゆる鎌倉新仏教を含まないことが多い。またベースには「密教的思潮」ないし本覚思想があるとされている
※顕教(けんぎょう)・・・密教(みっきょう)に対する語。言語文字の上にあきらかに説き示された教えの意。一般的には真言宗(東密)および天台宗の台密以外の一般仏教を指す。
※密教(みっきょう)・・・秘密教の略称。顕教に対する語。仏教の教説の中で、最高深遠じんのんにして、大日如来の境地に到達したもの以外にはうかがい知ることのできない教えとの意。『大日経』『金剛頂経こんごうちょうぎょう』等の後期大乗経典を正依とする教えで、チベットに伝わった仏教はこの密教である。わが国では、一般的には真言宗(東密)および日本天台宗の密教(台密たいみつ)がこれに当たる。
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