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大峰山脈にある弥山(標高 1,895m)は奈良県吉野郡天川村北角、天川村の南東部、大峰山脈の中央部に位置し、山域は吉野熊野国立公園の指定区域内にある。 奈良県下で八経ヶ岳に次ぐ高度となる。 山容は雄で、山頂付近は南北に長く平坦な地形である。 周囲は北方に山上ヶ岳と稲村ヶ岳、北東に大普賢岳と行者還岳、東に大台ヶ原山、南西に八経ヶ岳と明星ヶ岳があり、山頂南東部にある国見八方睨から各ピークを望むことができる。 弥山は天候が整えば奈良盆地や大阪平野から遠望可能である。 弥山を源流に持つ河川はいずれも新宮川水系である。西北に弥山川、東北に川迫川(こうせがわ)が端を発し、山上川などと合流して天ノ川となる。南東へ白川又川(しらこまたがわ)が流れ、北山川へ注ぐ[7]。弥山川と白川又川は峡谷となり、弥山川には双門峡と呼ばれる急峻な峡谷がある]。 弥山の年間平均気温は約8度、弥山がある大峰山脈の年間降水量は約3500mmであり]、夏は多雨、冬は積雪が多く、山頂付近で樹氷が見られる 弥山へは近鉄下市口駅からバス、タクシーを乗り継いで、トンネル西口から登り、頂上の弥山小屋まで約3時間。小屋に泊まり、栃尾辻から川合へ下山するのが一般的である。 弥山の頂上は、山小屋の前にある大町桂月の歌碑の横から少し北へ登った所にある。 平坦な頂には弥山神社(坪ノ内天河神社の奥宮)がお祀りされている。 弥山の展望台は、小屋の南東にある国見八方睨と呼ばれる台地にある。 ここからは、大台ガ原を東に、北は山上ヶ岳から南は仏生ヶ岳まで一望できる。付近はキャンプ地ともなっている。 行者環トンネルからのルート
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