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![]() 10月下旬ともなれば、周辺は紅葉の美しいところで、とりわけカエデ科の種類が多い。ウリハダカエデ、コミネカエデ、アサノハカエデ、コハウチワカエデ、ヒナウチワカエデ、オオモミジ、エンコウカエデ、オオイタヤメイゲツ、イタヤカエデと紀伊山地のカエデ科はたいがい見つけることができる。 大普賢岳(だいふげんだけ)標高1780mは、奈良県の大峰山脈を形成する山の一つで、大峰縦走線歩道(大峯奥駈道)上にある。大天井ヶ岳から八経ヶ岳へ至る山脈の中間あたりに位置し、南に国見岳、七曜岳、行者還岳と続く。 古来、修験道の山として山伏の修行の場であったため、指弾ノ窟、朝日窟、笙ノ窟、水太覗といった修験道の行場跡があり、山頂付近には梯子や鎖場が連続する。石の鼻からは広大な展望が開け、南から北東方面が一望でき、晴れた日には大台ケ原、弥山 - 釈迦ヶ岳が見渡せる。山頂は狭く、10人ほどしか立てないほどである。 植生はブナ、ナラなどが主体の原生林を形成し、シャクナゲ、サラサドウダン、ヒメシャラも多く見られる。このため秋の紅葉は非常に美しい。 |
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